シニア層から見た、企業の社会貢献活動に関する意識調査(2015.4)

1.企業の社会貢献に対する評価

1-1 企業の社会貢献への取り組みに対する評価

  • 「企業の社会貢献への取り組みについて評価しますか?」と質問したところ、「評価する」36.2%、「評価しない」23.1%、「どちらとも言えない」40.7%となりました。
  • 「評価しない」「どちらとも言えない」合わせると、63.8%となります。

企業の社会貢献活動はシニア層からの評価を獲得しきれていない状況です。

 

1-2 男女別にみる企業の社会貢献への取り組みに対する評価

  • 男女別に企業の社会貢献への取り組みに対する評価をみると(図1-2)、男性の「評価する」(38.1%)と「評価しない」(28.1%)は、10.0ポイント差で、女性の「評価する」(34.2%)と「評価しない」(18.0%)は、16.2ポイント差で、男女ともに「評価する」が上回っています。
  • 女性では、企業の社会貢献活動への取り組みについて「どちらとも言えない」が、47.7%となりました。
201504社会貢献ネットワーク調査 図1-2男女別にみる企業の社会貢献への取り組みに対する評価

女性の半数近くが、企業の社会貢献活動への取り組みについて、評価に値するか否か判断しかねています。

 

1-3 年代別にみる企業の社会貢献への取り組みに対する評価

  • 年代別に企業の社会貢献への取り組みに対する評価を見た場合には(図1-3)、で「評価する」が50代:40.8%、60代:34.8%、70代:37.2%、80代以上:32.9%と、40%を超えるのは50代のみとなりました。
  • 「どちらとも言えない」は、50代:38.2%、60代:41.1%、70代:38.9%、となっており、企業の社会貢献活動への取り組みについて、50代、60代、70代では、「どちらとも言えない」が約4割という結果となりました。
201504社会貢献ネットワーク調査 図1-3年代別にみる企業の社会貢献への取り組みに対する評価

シニア層の各年代ともに、企業の社会貢献活動への取り組みについて、評価に値するか否か判断しかねている方が4割ほどいます。

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